コットンとは綿のことを指しており、肌触りがいい・静電気が発生しない・肌の汚れや汗を吸着してくれるので清潔感を維持することができるという特徴を持っているため、赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代の人が利用することができます。そのため非常に人気の高い素材となっており、肌や環境に優しいことからどのような肌質の人でも安心して利用できる素材となっています。
オーガニックコットンとは
出典: kume.jp
そんなコットンの中でも最近注目を集めているのがオーガニックコットンと呼ばれるものであり、これは通常の綿花ではなく有機栽培された綿花から作られたコットンのことを指しています。また、オーガニックコットンはそのように呼ばれるためには厳しい審査を受ける必要があり、有機栽培の中でも３年以上化学物質を使わずに栽培することが条件となっています。そのため、通常の栽培を有機栽培に変更したとしても、農地に残留した化学薬品の影響がなくなるまで３年以上かかるといわれていることから、農家側からすれば非常に厳しい審査となっているわけです。
では、通常のコットンとオーガニックコットンは何が違うのかというと、まず原料については農薬を使っているかいないか程度の違いであり、原料はまったく同じです。では何が違ってくるのかというと、環境にかかってくる負荷であるといわれています。
というのも、通常の綿花は農薬を使用しているため栽培されている土地には当然負荷がかかってきます。それによって水質や土壌の安全性が損なわれてしまい、結果的には環境に対して悪影響が少なからずあるということになります。それに対してオーガニックコットンは有機栽培となっており、農薬を使用しないので水質や土壌の保全を保つことができるほか、二酸化炭素の削減効果まであります。また、農薬による人体への被害も防ぐことができるため、非常に安全性の高い栽培方法となっているのです。
このような点からオーガニックコットンは環境に優しいとされており、栽培に対しての注目が高まってきています。
▶︎オーガニック資格ナビ トップへ